スタッフブログ

二子玉川駅徒歩3分の美容室 髪質改善アトリエ ミム (atelier mim)
美容師を25年やって感じる、軽くしてくださいが、お客様と美容師でずれる理由。美容師の世代ごとの攻略法

美容師歴25年だからわかったこと

「軽くしてください」が伝わらない昭和生まれ美容師だからわかる理由

カットの変化と時代の変化を現場の目線で解説

 

 

こんにちは、娘と娘の友だち家族とアンパンマンミュージアムに行ってきました、遊んだ後はみんなでマックで休憩、お母さんがお話を楽しんでるとき、娘と娘の友達はお父さんお膝の上、両足の膝の上ではしゃいでる女の子二人見てるととっても癒された、明日は仕事頑張る気持ちになれると確信した菅原です!

 

今回の動画はこちら!カットのビフォーアフターが乗ってます(縮毛かけてる方もいます)

さて、お客様からこんな相談を受けることがちょいちょいあります。

 

「軽くしてくださいってお願いしたのに、思ったより重かったんです。」

逆に

「軽くしてくださいって言ったらスカスカにされちゃいました。」

 

美容師を25年続けていますが、よくあるというか、特に最近の若い美容師さんや若い子は毛先に厚みを残したがる、残されると僕ら世代の方には重く感じる、なんてことがあるんです。

実はこの原因は、美容師が下手だからでも、お客様の伝え方が悪いからでもありません。

 

 

もっと大きな理由があります。

 

それは、この25年間でカットの考え方そのものが大きく変わったからです。

 

 

今日はその話を、美容師として実際に時代を経験してきた立場から、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います!

そもそも「軽くしてください」はとても難しい注文なんです

 

まず最初にお伝えしたいことがあります。

 

「軽くしてください」

 

実は美容師からすると、この言葉だけでは正解がありません。

例えば軽いと言っても、

毛量を減らしたいのか

シルエットを軽く見せたいのか

レイヤーを入れたいのか

毛先を軽くしたいのか

乾かしただけで軽く見せたいのか

巻いた時に軽く見せたいのか

全部意味が違います。

つまり「軽い」という言葉は、人によって想像しているものが全く違うんです!

だから同じ言葉を使っても、思っていた仕上がりと違うことが起こります!

 

だからカウンセリングはたいせつで、 しかし今回はカウンセリングの話は割愛

 

 

で、このズレ、世代ごとのズレのようなものが昔より大きくなった理由があります!

 

2000年代は「軽い」が正義だった時代

 

 

私が美容師になった2000年前後。

当時はまさにカリスマ美容師ブームでした。

シャギー。

ハイレイヤー。

フェイスレイヤー。

髪は軽ければ軽いほどオシャレ。

そんな時代でした(ちょっと大袈裟な表現ですが)

 

 

ドラマを見ても、雑誌を見ても、レイヤーがしっかり入ったスタイルがかなり多く

 

藤原紀香さんのようなレイヤースタイル。

 

月9ドラマの女優さん。

 

女性誌でも軽さのあるスタイルがたくさん載っていました。

今見返すと、

「え、こんなに軽かったの?」

 

と思うくらい軽い髪型も少なくありません。

当時はホットカーラーやブローで形を作る時代。

今ほどストレートアイロンやカールアイロンは普及していませんでした。

だから美容師は、

乾かしただけでも動く髪

を作る必要がありました。

つまり動きを出すために軽くする。

これが正解だったんです。

毛先も先細りになるような感じっていうんですかね、シャギーなんて言葉もありました。

 

ところがアイロンが普及してすべてが変わりました!

 

このあと大きな転機がやってきます。

ストレートアイロン。

カールアイロン。

 

コテ。

誰でも家で使えるようになりました。

ここで美容師のカットが大きく変わった気がします

 

 

昔は

 

 

乾かしただけで動く。

これが正義。

 

 

でもアイロンが普及すると、

巻いた時にきれいに見える

こちらが正解になっていきました。

 

 

軽すぎる髪は巻くと毛先が細く見えます。

スカスカに見えます。

だから美容師は毛先の厚みを残すようになります。

レイヤーも少なくなります。

シャギーも減ります。

 

特にシャギーは急速に減っていった気がします

 

結果として、

「昔より重いスタイル」

が増えていきました。

 

毛先の厚さを残す、重く見えるスタイルって言うんですかね。

 

若い美容師さんが悪いわけではありません

ここで勘違いしてほしくないことがあります!

 

若い美容師さんが悪いと言いたいわけでは全くありません!

 

育ってきた時代、スタイリングの正解が違うだけなんです!

 

例えば今30代くらいの美容師さん。

学生時代にはすでにアイロン文化がありました。

美容学生時代でも、

毛先の厚みを残す。

重さを残す。

巻いてかわいい。

そんなスタイルを多く見て育っています!

美容学生時代っていったらそれはもう髪の毛に時間かけてたでしょうから(偏見だったらすいません笑)

 

乾かすだけより、巻いたらかわいい、つまり重めの、毛先を厚く残すスタイルをオーダーし、軽くされると巻きづらいから、軽くした美容師にはよくないい印象を持ってたんじゃないかと推測されます!!

 

 

なので「軽くしすぎない」のが正解になっちゃった美容師さんが多い世代な気がします。

 

逆に菅原が美容師になった頃、2002年日韓ワールドカップがあってサッカーがとても盛り上がっていた頃入社した菅原は

 

軽くする技術をたくさん教わりました。

シャギー。

レイヤー。

毛量調整。

いかに軽く見せるか。

そこが技術でした。

つまり美容師世代によって正解が違う気がします!

 

これは技術力の差ではありません。

時代背景の違いなんです。

 

だから40代・50代のお客様ほど違和感が出やすい

40代・50代のお客様は、

若い頃に「軽い髪」が流行っていました。

だから軽くしてくださいと言うと、

当時の軽さをイメージしています。

内側の厚み、毛先の先細り感、触っても見た目も軽いてやつかなと思います

 

一方で美容師は、

今の軽さで考えています。35歳以下ぐらいの美容師さんが特にこの傾向が強いかなと感じます

 

レイヤー低め(巻いたらレイヤーの位置あがるから)毛先重め(毛先をギザギザにすると巻きずらいから)

すると

「こんなに重かったっけ?」

となります。

逆にアイロンを使う今の子を昔の感覚のまま軽くすると、

今度は

「スカスカになった。」

となります。

だから難しいんですよ〜汗

 

 

美容師によっては家でのスタイリングまで考えて切っています

自分もはカウンセリングでおうちでのスタイリング方法はお伺いすうるようにしています。

家でアイロンを使いますか?

巻きますか?

乾かすだけですか?

 

 

ここで答えが変わります。

毎日巻く方なら毛先に厚みを残します。

乾かすだけなら少し軽さを入れます。

ショートなら耳後ろを軽くすることもあります。

ロングならレイヤーを足すこともあります。

 

 

つまりカットは、

家での再現方法まで含めて設計しているんです!!

 

自分の中ではお家でやりやすいが一番です。

 

だから私は、

「軽くしてください」

だけではなく、

「何のためにかるくしたいのですか?」

とか聞くようにしています。

 

では何と伝えれば失敗しにくいのでしょうか

もし他の美容室でオーダーするなら、

軽くしてください

だけよりも、

乾かすだけでまとまるようにしたい

毎日アイロンを使います

コテで巻きます

ボリュームは残したい

耳後ろだけ軽くしたい

表面は厚みを残したい

そんなふうに伝えると、美容師はぐっとイメージしやすくなります。

で、先ほど言った美容師さんの世代がアイロン世代かどうかで、オーダーの仕方を変えるといいかもですね、長さにもよりますが、巻く人は昭和生まれの美容師には毛先軽くしないでとか、レイヤー巻いた時に良い長さとか。

逆におうちでドライヤーで仕上げない方は若い美容師さんが担当になったら、内側と毛先軽めで、トップは削ぎすぎないで、とか

 

 

髪型よりも、

生活を伝える。

おうちでどうスタイリングするかを伝える

 

これが実は一番失敗しにくいオーダー方法なんです。

私がカットで一番大切にしていること

私は昔のように何でも軽くする美容師ではありません。

逆に今のように何でも重くする美容師でもありません。

一番大切にしているのは、

 

 

その方が家でどう過ごすか。

 

 

そこです。

 

 

乾かすだけなのか。

アイロンを使うのか。

朝5分なのか。

15分かけてもいいのか。

そこまで考えてカットを組み立てているつもりです

 

ついでに周期も考えてます、長く開けたい方は最初少し短めとか、軽めをご提案、など

 

 

最近は縮毛矯正のお客様にもレイヤーを入れることが増えました。

昔なら難しかったスタイルです。

でも今は家でアイロンを使える方も多くなりました。

だから昔より提案できる幅が広がっています。

逆に乾かしてツヤツヤが希望なら、レイヤーを控えた方がきれいな場合もあります!

つまり正解は一つではありません!

 

その人の生活に合わせて変わるんです。

まとめ

「軽くしてください。」

昔はこれだけで伝わった時代がありました。

でも今は時代が変わりました。

カットも変わりました。

美容師も変わりました。

昔はお出かけ前に美容室、よくありましたが今は減ってます、お出かけ前はご自宅で気合を入れて作るに変わりました!

 

だから昔と同じ言葉でも、同じ髪型にはならないことがあります!!

 

もし最近、

なんとなく思っていた髪型にならない。

そう感じている方がいましたら、

「軽くしてください。」

ではなく、

「家でどうしたいか。」

そこまで美容師さんに伝えてみてください。

あとは先ほど行った、美容師のアイロン使って青春時代を過ごした世代かどうかも重要かもです!

 

まあ、美容師が聞いてくれたらそれが一番いいのですが、今回は攻略法ということでお客様側に気を使ってというような内容になってますが許してください(笑)

 

 

きっと今までより、お互いのイメージが近づくと思います。

私はカウンセリングで、その部分を一番大切にしています。

朝を少しでも楽にしたい。

乾かすだけでもきれいに見せたい。

そんな髪型を一緒に考えていけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

店長 菅原誠

二子玉川の髪質改善 美容室 アトリエミム
東京都世田谷区玉川2-24-11 藤和二子玉川園101B